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バンクーバー島にあるコーモックスバレーやカナダについて、日々の出来事についてです。


by courtenay
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NHL

NHLというナショナル アイスホッケー リーグがロックアウトして、既に1ヶ月以上経ちます。ロックアウトっていうのはストライキっていう事で、北米で試合がない選手たちは230人以上がヨーロッパのアイスホッケーリーグで活躍しています。

日本のプロ野球選手会もこの間、ストライキをやりましたが、NHLのストライキは根が深いです。もちろん論点は労使交渉なのですが、普通のお給料の他にチームのマーチャンダイズ関連とか、選手年金みたいなものとか、本当に色々な事でNHL及びチームと、選手たちの意見が異なってしまっていて、なかなか収拾が付きません。

ファンからすれば一日も早く試合が見たいのは山々ですが、選手の境遇とか立場を考えるときっちりカタを付けろよ~と応援もしてしまいます。
確かにドル箱スターの様な選手は引退まで大きな怪我もせずに上手く過ごして、引退後もコーチやらパートオーナーやらとかになって上手くやっている選手もいます(・・・え?グレツキー?そう、その通りです)。でも、多くの選手は怪我をして引退を余儀なくされたり、引退後の生活もなかなか上手く行っていないようです。
しかし、その逆にNHLのリーグ幹部やチーム幹部はアイスの上に立つ事も怪我もなく、結構な稼ぎで余生も暮らせるという人が多いので、そして、その差が大きいので意見は合わない訳です。
やっぱり、自分が脳震盪起こしてアイスの上に倒れている時に、アリーナのスウィートでワイン片手に談笑しているオーナーに気が付いたらムカつくでしょう?そして、チームショップへ行けば自分の顔の絵や名前の付いたちゃちい品物が「うそっ」と思う値段で売られていて、その売り上げは全てチームへ直行しているなんて思ったら、次の契約更改時には売り上げの一部は自分の手元に来るようにって言いたくなるでしょう?そこなんですよね。選手生命は短いし、危険だしでも愛する家族を養わなくてはならないし・・・。

そんなリーグやチームの元で働くよりも契約がきちんとしているヨーロッパで、例えお給料は悪くても試合をするんだって思っても仕方がないと言えばそう思うんですよ。でも、苦しいチームも沢山あります。私の愛するバンクーバー カナックスだって、カナックスがプレイオフに連続で参加する以前は、結構、チームも危ないって言われていた事もあるし。ま、今って言うか、昨シーズンはシーズンチケットばかり売って、一般席を手に入れるのが大変な位、人気のチームですが。とにかく、一日でも早く決着を付けて、あの選手たちの雄姿を観たいです。
by courtenay | 2004-10-31 21:27 | カナダ